スポーツ車のほとんどは、7~9分組みで梱包されて店頭に届きます。
ワイヤーやブレーキなどはセットされて届くことが多く、箱から出して形にするのにはほとんど時間がかかりません。
しかし、このままの状態では自転車の性能をしっかりと発揮することができないばかりか、時には事故につながるような不具合が潜んでいることもあります。
ここでは、当店での専門店品質での組み立てを紹介していきます。
1 ハンドルセッティング
最適なハンドル・レバーの位置・角度を時に専用工具を使いながらセッティングしていきます。
自転車の操作性・安全性にかかわる部分ですのでネジの締め具合はしっかりと確認します。
2 ホイール
自転車が走るための根幹であるホイールは必ず確認をします。
フレを取ってリムを真っ直ぐにし、自転車のバランスを整えます。
ハブの回転の調子によっては玉当たりの調整も行います。
3 ワイヤーカットとグリスアップ
スポーツ車の組み立ての要と言って良いのがこのワイヤーカットです。
適切な長さにワイヤーをカットすることで本来のブレーキ・シフトの性能を引き出します。
また、ワイヤーの取り回しは自転車の顔となり美しさを引き出すとともに、プロショップとしての色がでる部分でもあります。
ジュニア車やフォールディングバイクなどでも妥協せずにカットし、ワイヤーを組みなおしています。
4 ブレーキの調整
世界のシマノが言っています。「自転車のブレーキに必要な性能は安全に止まれることだ」と。
止まれない自転車は何の意味もありません。ノーブレーキなんてもっての他です。
軽いタッチで確実にブレーキングできるように、ブレーキレバー・ブレーキシューの調整を行います。
5 変速調整
確実なレスポンスの良い変速ができてこそ、スポーツ車としての走りが実現されます。
ディレラーの位置から始まり、全てのギアで快適な変速が行えるように調整をします。
6 最後のひと手間
小さなことですが、見えにくいところにこそ自転車の完成度をあげるファクターがちりばめられています
7 完成
お客様の必要なパーツをお取付けして完成です。