色を聴く 木村敬一選手が初の金 パラ100mバタフライ  今大会2個目メダル 表彰台での大粒の涙のわけ••••

色を聴く  木村敬一選手が初の金 パラ100mバタフライ  今大会2個目メダル 表彰台での大粒の涙のわけ••••

東京パラリンピック第11日の3日、東京アクアティクスセンターで競泳男子100メートルバタフライ(視覚障害S11)決勝があり、木村敬一選手(30)=東京ガス=が自身初の金メダルに輝いた。エスコートに付き添われて表彰台の頂点に登った木村選手。金メダルを授与され国歌君が代が流れる中、大粒の涙が頬を伝わった。

表彰式後インタビューに答える木村選手。
インタビュアーから表彰台での涙の意味を問われた木村選手の言葉は、「私には、メダル🥇の色が金か銀かがわかりません。でも、君が代が流れたとき始めて自分が金メダルを獲得できたのだと実感して感動して本当に嬉しくて涙が出ました」と言われました。

木村選手の発言で、日常の光景を当たり前に見えていると、視覚で日常を捉えていない方々の見えない世界を想像する力が欠如していたことが良く分かりました。木村選手には見えていないメダルの色を、私達は確かに見ているので、木村選手が金メダルを確認する手立てが聴覚であったことに改めてハッとしました。

固定概念に縛られずに感性を磨く努力の大切さと、日本国民であることが誇らしく思う国家であり続ける努力と、その象徴となる国歌をこれからも大切にしていきたいと改めて思う木村選手の金メダル🥇です。木村選手おめでとうございます。

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