美しくて機能的な世界に1台の自転車
サイクリストマツザワは、勇壮な御柱祭で有名な諏訪大社のお膝元、下諏訪町の煌めく諏訪湖のほとりにある、創業五十六周年(昭和三十七年創業)を迎える自転車専門店です。東洋のスイスと称される諏訪の緻密な技術は、生糸産業に始まり、世界一の時計そしてオルゴールを作り出しました。その繊細で、妥協のない手仕事の伝統は、今もこの街に脈々と息づいています。そして今、諏訪からサイクルスポーツを通して世界に発信しようとしています。 サイクリストマツザワは、確かな技術に基くメンテナンスと、一生涯の無料点検で安心と機能美とをお届けいたします。
サイクリストマツザワから みなさまへ
Q:なぜ?同じ部品からできている同じ自転車なのに、乗り心地も美しさも天と地ほど違うの?
A:それは仕上げる職人の技量の差です。
サイクリストマツザワは確かな技術を持った職人が自転車を作る、「自転車専門店」です。 当店が創業した昭和37年当時は、自転車は高級品であり、みなの憧れの的でした。 当時の自転車は、部品の細部に至るまで職人が魂を込めた手作り品でした。その職人の思いは、大切に木箱に詰められ、自転車職人のもとへ届けられました。木箱に打ち付けられた釘をレバーで一本一本抜き、自転車と対面するまでには緊張と興奮があったと言います。木箱の中に込められた、それぞれのパーツを作った職人たちの魂の声がにじみ出ているようでもありました。 同じ素材でも、仕上げる職人の経験や技術力そして妥協のない精神により、出来上がる製品の機能と美しさは、天と地ほど違います。職人から思いを託されたパーツたちが、ひとつひとつ慎重に組み立てられ、美しく仕上がった自転車は、オーバーホールをして、大切に乗り継がれてゆきました。それは自転車の隅々まで知り尽くした職人であればこそ出来る仕事でした。 その精神は、年月を経ても変わることなくサイクリスト マツザワに生きています。 遠くイタリアから届く頑強なダンボールには、気の遠くなる程の研究と実験とを経て創り出した最先端の科学技術と、美しくかつ機能的な自転車を妥協なく作り上げる職人のプライドと、オーナーに愛され自由に風の中を駆け抜けて欲しいという職人の希望が、パンパンに詰まっています。 サイクリスト マツザワは、同じ職人としてその思いに強く共感し、その思いを最大限に具現化してお客様に手渡すことが、私共の使命であると信じています。 私たちは、自転車の可能性を最大限に引き出し、機能的で美しく仕上げる為の努力は決して惜しみません。グリスアップ、ワイヤーカット、ブレーキレバーのバランス等、挙げればきりがありませんが、これらの積み重ねが、安全かつ滑らかな動きと美しさ、そして軽快な操作を実現します。 私たちは、創業当時からの技術と知識そして信頼を継承しながら、最先端の技術と知識を習得する為の研鑽を惜しまない自転車専門店であり続けます。 自転車を愛する全ての人のために、斬新だけどどこか懐かしいオアシスとなり、自転車を通して社会に貢献いたします。